おうちで英語を身につけるコツ:幼児が「話したい!」と思うきっかけづくり

子どもが小さいうちから英会話を身につけさせたいと思っても、「何を、どのくらい教えればいいの?」と戸惑う保護者の方は多いでしょう。実は、幼児のころに必要なのは、長時間の学習や高度な教材ではありません。むしろ、日常のちょっとした場面を英語に変えたり、親子で遊び感覚のやりとりをしたりすることで、「英語って面白い」と自然に感じてもらうことが大切です。今回は、朝から寝るまでのさまざまなシーンで使える簡単なアイデアをご紹介します。ぜひ、毎日の暮らしの中で気軽に取り入れてみてください。
1. 朝の準備を英語でスタート
朝は子どもの頭がクリアで、言葉を吸収しやすい時間帯。そこで、いつもの「おはよう」「起きよう!」を少しだけ英語に変えてみましょう。たとえば「Wake up, sunshine!(起きて、お日さま)」とやさしい声で呼びかけるだけでも新鮮です。服を選ぶときには「Which shirt do you want to wear today?(今日はどのシャツがいい?)」と尋ねると、子どもは指差しや簡単な反応で答えようとしてくれます。ポイントは「英語で問いかける=特別なこと」ではなく、「いつもの朝にちょっと英語が混ざっている」という感覚で続けること。親が少し照れながらでも楽しそうに声をかけると、子どもも自然と受け入れやすくなります。
2. 食事の時間で語彙を増やす
食事のときは座ったまま会話がしやすいので、英語を混ぜるのに適したシーンです。ごはんを前にして「Shall we eat?(食べようか?)」と促したり、「Is it crunchy or soft?(これはカリカリ、それとも柔らかい?)」と聞いたりすれば、味や食感を英語で伝え合うきっかけが生まれます。お子さんが日本語で答えてもOK。「おいしい!」と言ったら、「So yummy!(本当においしいね!)」と返せば「英語で反応が返ってきた」という体験がプラスになり、「英語をもっと使ってみようかな」と感じるかもしれません。
3. 歯磨きやお手伝いにゲーム要素を
歯磨きやお部屋の片づけなど、子どもにとっては少し面倒なタスクでも英語を使えば違った印象になることがあります。歯磨きなら「Let’s brush carefully.(やさしく磨こう)」や「Are we done yet?(もう終わりかな?)」と声をかけてみましょう。おもちゃの片づけでは「Where do you think this toy belongs?(このおもちゃはどこに戻す?)」と問いかけると、まるでゲームのように探し出してくれるかもしれません。子どもがゲーム感覚で楽しめるよう、親子でワイワイしながら英語フレーズを繰り返していくと、自然と覚えていくものです。
4. 遊びがいちばん英語に浸りやすい
ブロック遊び、おままごと、まるばつゲームなど、子どもが夢中になっている遊びこそ、英語を使う絶好のチャンス。たとえばブロックを積み上げる際に「Let’s stack them higher!(もっと高く積んでみよう)」と言えば、子どもは「高く」といった概念を英語と一緒に理解しやすいでしょう。おままごとなら「What’s on the menu today?(今日は何を作るの?)」と聞くと、「○○を作る!」と楽しく答えてくれるかもしれません。遊びの中で身体を動かしながら英語と接すると、「英語=動きやすい道具」という感覚が育まれ、抵抗なくチャレンジしてくれるようになります。
5. 就寝前の英語で一日を締めくくり
夜は落ち着いて話ができる最後のチャンス。寝る前に一言だけでも「What did you enjoy the most today?(今日は何が一番楽しかった?)」と英語で尋ねれば、子どもは日本語で答えたとしても「英語で聞かれるんだ」と気づきます。ベッドに入りながら、親が「That sounds interesting!(面白そうだね)」と返すだけでも、子どもは英語をやさしい音として認識し、リラックスして耳を傾けます。最後に「Have sweet dreams.(いい夢を)」と声をかければ、英語のまま眠りにつくかもしれません。
家庭の積み重ね+ジョイトークで可能性を伸ばす
こうして日常のあちこちに英語を散りばめると、子どもの頭には「英語は特別な勉強ではなく生活の一部」という感覚が根づきやすくなります。さらに本格的に英会話力を磨きたいと思ったら、大田原市、矢板市、さくら市の保護者の皆さまが通いやすいジョイトークの英会話スクールがおすすめ。家庭での小さな英語習慣に加え、スクールで遊びながら深く学ぶことで、言葉としての英語が一気に定着します。
今日からすぐに始められる短いフレーズで、子どもの未来を大きく広げてあげましょう。英語を“教える”のではなく、“一緒に楽しむ”気持ちがなにより大切。ぜひ、親子の笑顔あふれる英語のある暮らしを目指してみてください。