学校での英語の授業内容や活動についての素朴な疑問にお答えします。

皆さんもおそらくご存知かもしれませんが、小学校から英語の授業が行われています。小学校では3年生、4年生までが外国語活動、そして5年生、6年生は外国語として学びます。中学校も外国語として学びます。小学校3年4年生は活動として行いますが、小学校5年生から中学生までは外国語として授業を評価されるようになります。現在、小学校では通信簿での評価はありませんが、6年生から別の方法で評価をしています。評価方法はABCとなります。先生方は子供たちの成果を大切にしながら評価を行っています。Aが一番良くて、Cが一番低い評価となります。Cの子どもたちを作らないように見取り授業を行なっています。評価の方法には、パフォーマンステストもALTなどと一対一で会話をする方法をとっている学校もあります。

そして、学校では1年間で外国語や外国語活動にどのくらいの時間を使っているかご存知でしょうか?

小学校3年4年生は年間35時間、小学校5年6年生は70時間を1年間に学びます。中学校では年間で140時間を学習しています。中学校の140時間は国語と同等の時間になります。これだけ多くの時間を費やしているので、10年後には英語を話せる子供たちが増えている可能性もあるでしょう。

勿論、時間だけを掛ければ良いわけではありませんが、10年ごとに学習指導要領が変わるため、この時間数は当分変わることはありません。その10年の間に文部科学省では様々な研究や議論が行われ、パイロット校の協力や大学の先生の協力で良い方法を選択しています。

テストによる英語嫌いが増える可能性もあるため、小学生と中学生との評価の方法はとても慎重になっています。小学校と中学校のギャップを中1ギャップと言われています。中学生になるとテストで評価をされるため、急に内容が難しく感じたりしています。特に、文字に対する抵抗感が大きいと言われています。

現在は小学5年6年生から少しずつ文字に触れてきています。文字を探す活動や文字を使った遊び感覚での導入です。少しずつ読んだり書いたりしています。このようにして様々な試みを学校でも行なっています。

授業だけでは充分ではありませんので、ご家庭、英会話スクール、オンラインなども活用したインプットとアウトプットをすることをお勧めします。

本日のブログは以上です!また、次回お楽しみに!

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