おうちでできる“マジック・ワード”の英語練習

英語の中には、日常会話で何度も使われる「マジック・ワード」があります。これは“Please(お願いします)”、“Thank you(ありがとう)”、“Sorry(ごめんなさい)”、“Excuse me(すみません)”など、相手を思いやる気持ちが込められた言葉です。実はこれらの言葉は、英語を学ぶ第一歩として、幼児に最適な表現です。

おうちの中でできる簡単な練習方法をご紹介します。

まずは、朝食の準備のときに、「Please」を使った会話を試してみましょう。お子さんが「お茶ちょうだい」と言ったら、“Say ‘Please’!”(「プリーズ」って言ってね)と声をかけてあげてください。そのあとで“Here you are.”(はいどうぞ)と渡し、“Thank you!”と返ってきたら、“You’re welcome.”(どういたしまして)と答えましょう。

小さなやりとりですが、これだけでも自然な英会話の練習になります。

また、兄弟げんかやおもちゃの取り合いになったときにも、“Say ‘Sorry’ to your sister.”(妹に「ごめんなさい」って言おうね)など、シーンに合わせてマジック・ワードを使ってみてください。叱る代わりに英語で伝えることで、子どもたちも新しい言葉に対する関心が生まれます。

日常のあいさつやお願い、感謝の気持ちは、英語でも日本語でも大切な習慣です。だからこそ、英語を“特別な教科”としてではなく、“いつものこと”として家庭で使っていくことが、自然な言語習得のカギになります。

今日からぜひ、マジック・ワードを使った“おうち英語”を始めてみてください。たったひとことから、お子さんの英語の世界が広がりますよ。

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